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モーツァルト:「魔笛」全2幕 [DVD]
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![モーツァルト:「魔笛」全2幕 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51TYRP60K6L._SL160_.jpg)
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| ジャンル: | ミュージック クラシックDVD 洋楽 音楽
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| 人気ランキング: | 83204 位
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| 参考価格: | ¥ 4,250 (消費税込)
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アップの歌手は美しいが・・・
71年作のハンブルグ歌劇場、ホルスト・シュタイン指揮の映画版「魔笛」。歌手は豪華陣。「フィガロ」や「魔笛」ならDVDがいくらあってもよい、全部好きというファンは多いだろう。私もそうなのだが、しかし劇場ライブ版とは違う映画版には問題点もある。ポネル演出、べーム指揮の映画版「フィガロ」もそうだが、オペラをアップで見ると、本来の舞台がもつ空間性がないので、複数の人間の同時的な動きによって表現される人間関係や、感情のやりとりが掴みにくい。その結果、歌手の豊かな表情がつねに見えるにもかかわらず、全体が単調に感じられる。 若いエディット・マティスのパミーナは本当に美しい。最高のキャラクターであるパパゲーノもナイスガイだ。フルトヴェングラーの「ドン・ジョバンニ」!のように、もっと広い舞台が視野に収まる撮影をしたら、映画版でもずっとよくなったのにと思う。「魔笛」は一定の広い空間の中でこそ、キャラクターが生き生きと躍動する。三少年の飛行船も高所にいてこそ美的で崇高だが、この演出では、低空飛行でまとわり付く。とはいえ「魔笛」の真の主人公は、タミーノの笛ではなく、パパゲーノのグロッケンシュピールである。グロッケンシュピールが鳴るとき、奇蹟が起きてこうしたすべての「欠点」は消えてしまう。
全盛期の名歌手たちの競演が観もの
1971年製作の作品なので、映像や音声にやや古さがないといえば嘘になります。しかし、そのカラー映像はじゅうぶんに鮮明で美しいものですし、音声もモノラル録音にしてはかなり満足のいくものになっています。何といっても、ドイテコム/マティス/ゲッダら、往年の名歌手たちの全盛期の姿が堪能できるのが魅力。なにしろ、チョイ役である弁者や甲冑の男を、それぞれディースカウやモルが演じているというのは、あの有名なショルティ -- ウィーンフィルのCDにも匹敵する豪華さです。特に、ディースカウの演じる弁者の演技と歌唱の見事さは、特筆に価します。添付の解説書でも指摘されていますが、このディスクのような映画仕立ての盤の良い点は、本編の映像中では歌手たちが普段どおりの音量で声を張り上げて歌っているわけではないので、歌手たちの表情がとても自然で美しいということです。また、いくらか文語的で韻文調な趣のある日本語字幕も、大変好感が持てます。実は私がこの盤の演奏で一番気に入っている部分は、パパゲーノの鈴の音が、主旋律だけでなく中低音が非常に良く響いており、いつも聞きなれたメロディーとは一味違って聴こえる、という点です。とにかく、『魔笛』にまた素敵なDVDが一種類増えました。
ニホンモニター・ドリームライフ
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