着想と絵本つくりの種明かし
画風も出所も描いた時期もばらばらではあるが、
ありえないシチュエーションを「空想」し、視覚化する、
というテーマに沿った作品集。
普通の絵本ではないので、読み聞かせ等には不向きだが
安野光雅氏の着想と絵本つくりの種明かしとも云え
氏の世界を理解するに興味深い。
●芸術的絵本!
この本は、絵本とはいっても、美術的価値が高い。 画集と言ったほうがいいかもしれない。 この本には、目の錯覚を利用した絵や、1つの事例に対し、 視点を変えてみた作品が多く、一枚一枚、見ていてその発想が楽しい。この絵本の中で一番気に入ったのが、ワインを中心に世界を裏返して みた作品。ワインのビンの外側にワインの海があり、ビンの中に全ての 世界が入っている。というもの。 これは、言葉ではなく、実際に見て感じ取れるものだと思うので、 ぜひ一度は、みる価値のある作品だと思う。 安野さんは、他にもたくさんの絵本や画集をだしているが、どれも視点、 発想が面白く、子供も大人も一緒に楽しめる作品だと思う。
講談社
ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ) さかさま 終わらない夜 安野光雅の世界―1974→2001 (別冊太陽) 真昼の夢 (ほるぷ海外秀作絵本)
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