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学力を育てる (岩波新書 新赤版 (978))
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| 商品カテゴリ: | 受験,教育,学習,英会話,資格取得
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| 通販ランキング: | 65818 位
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読みやすい
著者の子供時代に関する記述が、たしかに面白い。受験勉強ばかりして東大に入った受験エリートとは一線を画する人物というかんじがした。だからこそ大学の教授にもなれるんでしょうけど。教育社会学という分野を担う、すなわち日本の学校教育システムに関する政策を決める立場におられるのでしょうから、タレント教育学者とは一線を画する存在であり続けてほしい。
新カリキュラムと学力論争の到達点
過去の学校教育の問題点や学力低下問題の現状とその将来の展望を把握するのには格好の良書である。
新カリキュラムの導入による学力低下論争が始まってから久しいが、確たる結論は出ていない。その一例として、著者は論争の沈静化への一石を投じている。それによれば学力の向上には学校・家庭・地域の三位一体による教育が欠かせないと指摘している。その趣旨に沿った三者の協働による創意工夫の発揮により、現に小・中学校において基礎学力の向上に成功している学校の事例を紹介している。
新カリキュラムの導入があるなしにかかわらず、学力と個性豊かな子供の教育には三位一体の共同作業が望ましいことは、いまも昔も変わらない永遠のテーマであろう。否、今後はますます重要性を増すテーマではなかろうか。
本書は著者の元国語教師の妻が目を通しただけあって、文章の歯切れがよく大変に読みやすい教育書である。
ただし、欲をいうと和製英語とカタカナ語を避けていただきたかった。学者特有の習性なのかもしれない。ことにそれらの言葉が第4章まで頻繁に使われ、小生のような凡人には分かりづらい箇所が多々あったのが残念である。和製外国語を多用することで、じわじわと日本語の貧困化が進むのではないかと小心者の小生は危惧している。
ともあれ、新学期が目前に迫っている、この時期に読むのには価値ある一冊だ。
子を思う親ならば、避けては通れない
著者の提唱する、学力を一本の木に例え、
考える方法は分かりやすい。
<枝葉>は、知識・理解・技能であり、
<幹>は、思考・判断・表現、そして、
<根>が意欲・関心・態度である。
そして、子供たちの学力を考えた場合、
一番大切な根っ子の部分がどうのように、
太く、豊かに育ていけるかを、
家庭・学校・地域の3要素から詳述していく。
読みやすい文体で、温みを感じる。
本書を教育、学力を考える機会にしてはいかがだろうか。
学力とは「わける力」と「つなぐ力」
こどもの学力低下が叫ばれる中、3人の子を持つ親としては、無関心ではいられない。自分で考える力を持った大人になってほしいと思い、子育てをしているが、思うに任せないのが現実でもある。
私が、この本で、もっとも印象に残り、納得もしたのは、冒頭の「はじめに」の中に書かれている『学力とは「わける力」と「つなぐ力」である』の部分である。
「わかる」とは「分かる」であり、物事をちゃんと分けて捉えること。その分けられた個々の要素を関連づけて把握し、部分部分を「つなぐ」ことによって、ひとつの全体を理解する。
「わける」は分析であり、「つなぐ」は総合である。著者は、この2つをバランスよく、こどもに身につけさせることこそ、学力を育てることとして、本文で論じている。
「わける(分析)」と「つなぐ(総合)」は、生きている限りついて回るものであり、これまで、自分がやってきた様々な勉強も、突き詰めて言えば、「わける」か「つなぐ」であったと、著者の一言で、自分に頭の中がつながった気がした。
学力分析は秀逸
学力低下についての的確な分析,「学力の樹」モデルの提示など前半部分は秀逸で,非常にクリアな論が展開されています。
後半は感情的・つまみ食い的な主張が目立つようになり,論理の飛躍もやや見受けられ,主張されたいことがうまく伝わってきませんでした。
ただ,事実を知るという点で十分価値のある書だと考えます。
岩波書店
公立小学校の挑戦―「力のある学校」とはなにか (岩波ブックレット (No.611)) 公立学校の底力 (ちくま新書) 調査報告「学力低下」の実態 (岩波ブックレット) 学校って何だろう―教育の社会学入門 (ちくま文庫) 格差社会と教育改革 (岩波ブックレット)
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